二眼流/まほろば丸

「手打そば&グリル まほろば」 蕎麦打ち担当。 「まほろば寫眞館」館長。

ニコンF100。


5年前。元写真館の古民家に移転、
何の動機も企てもなく、気づけばフィルム機を手にしていた。
カメラはニコンF2
その後。色々な懐かしみがこみ上げ、
子供の頃、父に買ってもらったRICOH XR500、
若い頃、先輩から譲りうけたCanon AE1、なんかを再入手。
それが「得体の知れない貯蔵庫」のようなのものを
決壊させるスイッチだったかして、
A1、F1、T70。OM-1。SRT101、SP、XR1s、F3、FM、F4。。。
などなど、多くのクラシックカメラが宙から降ってきた。

いや、カメラが降ってくるはずがないので、
ここで一旦落ち着きたい。
カメラなんて当初のニコンF2、1台あれば良い。
とはいうものの、もう一台くらいは手元にあってよろしい。
ということで目をつけたのが、F100。

何だかんだ言っても、デジタル一眼を主に使うので、
銀塩機には便利さとは対岸にある素な「写真機」
を求めていたところがあったが、
すでに立派な素なF2があるからして、
あとの一台はハイブリッド的なゾーンを堪能する作戦である。

評判通り、実に良いカメラだった。
カメラ任せで気軽に撮影したいときはF100。
手で巻き上げ、ギアとバネだけで写したいときはF2。
これで完璧な布陣となり、もう目移りしないと思ふ。
たぶん。

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